認証・試験

各種試験一覧表

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NETIS 公共工事における新技術情報提供システム

はく落防止

補強型コンクリートはく落防止工法としてNETISに登録されました。

  • 新技術名称:補強型コンクリートはく落防止工法
    NETIS登録番号:QS-200020-A
  • 強力接着プライマーを用い、強靭な「ポリウレア樹脂」をコーティングすることで
    構造物のはく落を防止し、長寿命化する工法として登録されました。
    全てのコンクリート構造物対象の新技術となります。

①何について何をする技術なのか?
老朽化したコンクリートの表面に被膜を形成してはく落を防止し、強靭化・長寿命化する工法である
・引張、伸び、引裂き、接着に優れるため、はく落防止に有効である
②従来はどのような技術で対応していたのか?
・表面被覆工(塗装工法)
③公共工事のどこに適用できるのか?
・すべてのコンクリート構造物を補強し、はく落を防止する
④イソシアネート(A剤)と特殊ポリアミン(B剤)を混合し、瞬時(6〜10秒)で硬化する。

ポリウレア樹脂 製品特性(RF-50)

項目試験方法特性値規格値
引張強さJISA602121.0N/㎟10.0N/㎟以上
引裂強さJISA602197.0N/mm30.0N/mm以上
伸縮率JISA6021-0.1%-1.0%以上1.0%以下
硬化物密度JISA60211.0Mg/㎥表示値(1.0)±0.1
接着安定性(標準状態)JS下水道コンクリート構造物の腐食・防食技術試験2.3N/㎟1.5N/㎟
接着安定性(給水状態)JS下水道コンクリート構造物の腐食・防食技術試験2.1N/㎟1.2N/㎟
遮断性(透水性)JS下水道コンクリート構造物の腐食・防食技術試験0.03g当水量が0.15g以下

JIS A 6021 建築用塗膜防水材の品質試験

防水性

コンクリート建造物の屋根及び外壁の塗膜防水材としての
性能試験において全て規定値内との評価を得ています。

  • 試験方法:JIS A 6021による【ウレタンゴム系高強度形】
  • 適用区分:屋根用
  • 規格:主に鉄筋コンクリート造建築物の屋根及び外壁などの防水工事に用いる塗膜防水材

塗布型ライニング工法 防食D種

耐防食性

下水道コンクリート構造物の腐食抑制・防食技術において、塗布型ライニング工法としての性能が認められました。

表-1 塗布型ライニング工法の品質規格

(一財)日本塗料検査協会
要求性能評価項目結 果D 種
基本的な性能耐硫酸性硫酸水溶液浸せき後の被覆の 外観 被覆にふくれ、 割れ、軟化、溶出 がない。 10%の硫酸水溶液に60日間浸せきしても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がないこと。
遮断性硫黄侵入深さ設計厚さに対して3% 侵入深さ55μm 10%の硫酸水溶液に120日間浸せきした時の 硫黄侵入深さが設計厚さに対し5%以下であること、かつ、100μm以下であること。
透水性0.03g透水量が0.15g以下
接着安定性コンクリートとの一体型標準状態 2.3N/㎟ 吸水状態 2.1N/㎟ 標準状態1.5N/㎟以上 吸水状態1.2N/㎟以上
塗布型ライニング工法に 必要な性能 外観性被覆層の外観被覆にしわ、むら、剥がれ、割れがない。被覆にしわ、むら、剥がれ、割れのないこと。
耐アルカリ性アルカリ水溶液浸せき後の被覆層の外観被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がない。水酸化カルシウム飽和水溶液に60日間浸せき しても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出が ないこと。
耐有機酸性 (防食被覆層に耐有機酸性の 品質規格を求める場合) 浸せき後の外観5%の酢酸水溶液(23℃±2℃)に、60日間浸せきしても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がない。5%の酢酸水溶液(23℃±2℃)に、60日間浸せきしても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がないこと。

プラスチック摩耗輪による耐摩耗性試験(ウレタンゴム系)

耐摩耗性

JIS K 7204 (プラスチック摩耗輪による摩耗試験方法

  • 名 称:ポリウレア樹脂塗料
  • 品 名:HB-40
  • 材 質:ウレタンゴム系
テーバー式摩耗試験機
テーバー式摩耗試験機

表-1 塗布型ライニング工法の品質規格

(一財)建材試験センター
摩耗質量mg減少率(%)
試験条件
摩耗輪H-18126.5-0.34
試験荷重9.8N
回転数1000回転

コンクリートはく落防止押抜き試験

はく落防止

JSCE-K 533-2013 「コンクリート片の剥落防止に適用する表面皮覆材の押抜き試験方法」 コンクリート片の剥落抵抗性を試験し、平均荷重1.5kNを上回る3.45kNでした。

屋根葺き材の「飛び火性能」試験

飛び火(屋根)

  • 試験体の炎症による火炎拡大の有無・・無
  •  試験体裏面における火炎を伴う延焼の有無・・無
  • 10mm×10mmを超える貫通孔の有無・・無
      基材:大波スレート

耐久性試験(凍結融解試験)

耐久性

JIS A 1435 [建築用外壁材量の耐凍害性試験方法](恒温恒湿機)
アーマポリウレアの長期耐久性を確認するために試験を行いました。
耐久性試験の中でも一番過酷な凍結融解試験を用いて評価しました。
コンクリートの場合は質量変化率も2%以下で、大きな変化は見られませんでした。

試験項目試験方法試験概要
片面吸水凍結融解試験JIS A 1435大谷石(片面塗布)
コンクリート(片面塗布)
水中凍結融解試験JIS A 1435大谷石(全面塗布)
コンクリート(全面塗布)

試験方法はJIS A 1435「建築用外壁材料の耐凍害性試験方法」に準拠した。恒温恒湿機を 用いた1サイクルの温湿度条件を図1に示す。20°C (1.5時間)~+10°C (1 時間:湿度 60%) を1サイクルとし、1サイクルの所要時間は4時間とした。390 サイクルまで実施した。ま た、ポリウレアが塗布されている以外の面はエポキシ樹脂を塗布、その後3日間 20°C恒温 室で養生後試験を行った。

促進耐候性試験

耐候性

サンシャインウェザオメーター(SWOM)を用いた8000時間の促進耐候性試験
「サンシャインウェザオメーター」とは、太陽光・温度・湿度等屋内外の条件を人工的に再現し、製品の劣化を促進させる装置です。
SWOMの8000時間≒40年(※南面80%程度換算)に相当します。
今回試験した4製品はいずれも JIS A 6201 「建築用塗膜防水材」ウレタンゴム系高強度形の規定数値を7000時間の段階で全てクリアしており、中でもRF-50Sが機械物性においても最も優れているという結果が出ました。

促進暴露試験後(SWOM 8000h) 引張強度・伸び 2022/2/10
強度(MPa)試験概要伸び(%)伸び変化率(%)推定寿命
RF-508.616032.845.730年
RF-50S22.836775.595.850年以上
RF-50+ALトップ18.230069.585.750年以上

試験者:塗料メーカー
※南面80%換算 : 南面2500h、北面500h

コンクリート表面被覆工法試験

コンクリート被覆適合性(JR東日本仕様)

JR東日本 土木工事標準仕様書(2020年7月版) コンクリート構造物修繕工
品 名:RF-50(S)
「被覆材がコンクリートの長期にわたる保存に耐えられるか」の試験で、すべての項目で規格内の評価が出ました。

(一財)日本塗料検査協会 東支部 
試験項目JIS,試験種結果規格
中性化抑止性 (mm)JIS R 52010.03mm以下
水蒸気遮断性 (mg/㎠/日)JIS Z 02080.910 mg/㎠/日以下
酸素遮断性 (mg/㎠/日)JR東日本仕様測定下限(0.0003)以下0.05 mg/㎠/日以下
ひび割れ追従性 (mm)JSCE-K5321.40.2mm以下

床材滑り抵抗試験(C.S.R)

滑り抵抗

バリアフリー新法に基づくバリアフリー設計のガイドライン「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計基準」の改定に伴い、床の滑りに関する明確な数値基準が示されることになりました。床の滑りの標準基準として「滑り抵抗係数」(CSR)が採用になり。アーマポリウレアは全ての歩行環境の許容値を超える結果となりました。

  • 品  名:HB40
  • 評価基準:JIS A 1454 (高分子系張り床材の試験方法)
  • 歩行環境許容値:
    1. 履物をはいて動作する床、路面・・C.S.R=0.4以上
    2. 素足で作動する床・・C.S.R=0.6以上
  • 滑り抵抗係数(C.S.R): 滑り抵抗測定値/196

耐塩害性試験

塩化イオン遮蔽性

塩水や塩害に対して、ポリウレアが塩化物イオンを通しにくい材質であり、基材も守ることが証明されました。

  • 蒸留水中の塩化物イオンの測定
  • 品 名:RF-50
  • 測定方法:JIS K 0101-32.5

粗度係数の測定

平滑さ

粗度係数とは「河川の水が底面や壁面に触れる際の抵抗量を表した数値」です。
障害物が多いほど高い数値となります。アーマポリウレアの数値は0.0110でした。
ポリウレアを塗ることで粗度係数が下がり、流量が増えます。【マニング式】

状況粗度係数
平野の小水路雑草なし0.025~0.033
コンクリート人工水路0.014~0.020
アーマ・ポリウレア0.0110
塩化ビニル管0.0100