認証・試験
NETIS 公共工事における新技術情報提供システム
はく落防止
補強型コンクリートはく落防止工法としてNETISに登録されました。
- 新技術名称:補強型コンクリートはく落防止工法
NETIS登録番号:QS-200020-A - 強力接着プライマーを用い、強靭な「ポリウレア樹脂」をコーティングすることで
構造物のはく落を防止し、長寿命化する工法として登録されました。
全てのコンクリート構造物対象の新技術となります。
ポリウレア樹脂 製品特性(RF-50)
項目 | 試験方法 | 特性値 | 規格値 |
---|---|---|---|
引張強さ | JISA6021 | 21.0N/㎟ | 10.0N/㎟以上 |
引裂強さ | JISA6021 | 97.0N/mm | 30.0N/mm以上 |
伸縮率 | JISA6021 | -0.1% | -1.0%以上1.0%以下 |
硬化物密度 | JISA6021 | 1.0Mg/㎥ | 表示値(1.0)±0.1 |
接着安定性(標準状態) | JS下水道コンクリート構造物の腐食・防食技術試験 | 2.3N/㎟ | 1.5N/㎟ |
接着安定性(給水状態) | JS下水道コンクリート構造物の腐食・防食技術試験 | 2.1N/㎟ | 1.2N/㎟ |
遮断性(透水性) | JS下水道コンクリート構造物の腐食・防食技術試験 | 0.03g | 当水量が0.15g以下 |
塗布型ライニング工法 防食D種
耐防食性
下水道コンクリート構造物の腐食抑制・防食技術において、塗布型ライニング工法としての性能が認められました。
表-1 塗布型ライニング工法の品質規格
要求性能 | 評価項目 | 結 果 | D 種 | |
---|---|---|---|---|
基本的な性能 | 耐硫酸性 | 硫酸水溶液浸せき後の被覆の 外観 | 被覆にふくれ、 割れ、軟化、溶出 がない。 | 10%の硫酸水溶液に60日間浸せきしても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がないこと。 |
遮断性 | 硫黄侵入深さ | 設計厚さに対して3% 侵入深さ55μm | 10%の硫酸水溶液に120日間浸せきした時の 硫黄侵入深さが設計厚さに対し5%以下であること、かつ、100μm以下であること。 | |
透水性 | 0.03g | 透水量が0.15g以下 | ||
接着安定性 | コンクリートとの一体型 | 標準状態 2.3N/㎟ 吸水状態 2.1N/㎟ | 標準状態1.5N/㎟以上 吸水状態1.2N/㎟以上 | |
塗布型ライニング工法に 必要な性能 | 外観性 | 被覆層の外観 | 被覆にしわ、むら、剥がれ、割れがない。 | 被覆にしわ、むら、剥がれ、割れのないこと。 |
耐アルカリ性 | アルカリ水溶液浸せき後の被覆層の外観 | 被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がない。 | 水酸化カルシウム飽和水溶液に60日間浸せき しても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出が ないこと。 | |
耐有機酸性 (防食被覆層に耐有機酸性の 品質規格を求める場合) | 浸せき後の外観 | 5%の酢酸水溶液(23℃±2℃)に、60日間浸せきしても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がない。 | 5%の酢酸水溶液(23℃±2℃)に、60日間浸せきしても被覆にふくれ、割れ、軟化、溶出がないこと。 |
プラスチック摩耗輪による耐摩耗性試験(ウレタンゴム系)
耐摩耗性
JIS K 7204 (プラスチック摩耗輪による摩耗試験方法)
- 名 称:ポリウレア樹脂塗料
- 品 名:HB-40
- 材 質:ウレタンゴム系

表-1 塗布型ライニング工法の品質規格
摩耗質量 | mg | 減少率(%) | ||
---|---|---|---|---|
試験条件 | ||||
摩耗輪 | H-18 | 126.5 | -0.34 | |
試験荷重 | 9.8N | |||
回転数 | 1000回転 |
コンクリートはく落防止押抜き試験
はく落防止
耐久性試験(凍結融解試験)
耐久性
JIS A 1435 [建築用外壁材量の耐凍害性試験方法](恒温恒湿機)
アーマポリウレアの長期耐久性を確認するために試験を行いました。
耐久性試験の中でも一番過酷な凍結融解試験を用いて評価しました。
コンクリートの場合は質量変化率も2%以下で、大きな変化は見られませんでした。
試験項目 | 試験方法 | 試験概要 |
---|---|---|
片面吸水凍結融解試験 | JIS A 1435 | 大谷石(片面塗布) |
コンクリート(片面塗布) | ||
水中凍結融解試験 | JIS A 1435 | 大谷石(全面塗布) |
コンクリート(全面塗布) |
試験方法はJIS A 1435「建築用外壁材料の耐凍害性試験方法」に準拠した。恒温恒湿機を 用いた1サイクルの温湿度条件を図1に示す。20°C (1.5時間)~+10°C (1 時間:湿度 60%) を1サイクルとし、1サイクルの所要時間は4時間とした。390 サイクルまで実施した。ま た、ポリウレアが塗布されている以外の面はエポキシ樹脂を塗布、その後3日間 20°C恒温 室で養生後試験を行った。
促進耐候性試験
耐候性
サンシャインウェザオメーター(SWOM)を用いた8000時間の促進耐候性試験
「サンシャインウェザオメーター」とは、太陽光・温度・湿度等屋内外の条件を人工的に再現し、製品の劣化を促進させる装置です。
SWOMの8000時間≒40年(※南面80%程度換算)に相当します。
今回試験した4製品はいずれも JIS A 6201 「建築用塗膜防水材」ウレタンゴム系高強度形の規定数値を7000時間の段階で全てクリアしており、中でもRF-50Sが機械物性においても最も優れているという結果が出ました。
強度(MPa) | 試験概要 | 伸び(%) | 伸び変化率(%) | 推定寿命 | |
---|---|---|---|---|---|
RF-50 | 8.6 | 160 | 32.8 | 45.7 | 30年 |
RF-50S | 22.8 | 367 | 75.5 | 95.8 | 50年以上 |
RF-50+ALトップ | 18.2 | 300 | 69.5 | 85.7 | 50年以上 |

試験者:塗料メーカー
※南面80%換算 : 南面2500h、北面500h
コンクリート表面被覆工法試験
コンクリート被覆適合性(JR東日本仕様)
JR東日本 土木工事標準仕様書(2020年7月版) コンクリート構造物修繕工
品 名:RF-50(S)
「被覆材がコンクリートの長期にわたる保存に耐えられるか」の試験で、すべての項目で規格内の評価が出ました。
試験項目 | JIS,試験種 | 結果 | 規格 |
---|---|---|---|
中性化抑止性 (mm) | JIS R 5201 | 0.0 | 3mm以下 |
水蒸気遮断性 (mg/㎠/日) | JIS Z 0208 | 0.9 | 10 mg/㎠/日以下 |
酸素遮断性 (mg/㎠/日) | JR東日本仕様 | 測定下限(0.0003)以下 | 0.05 mg/㎠/日以下 |
ひび割れ追従性 (mm) | JSCE-K532 | 1.4 | 0.2mm以下 |
床材滑り抵抗試験(C.S.R)
滑り抵抗
バリアフリー新法に基づくバリアフリー設計のガイドライン「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計基準」の改定に伴い、床の滑りに関する明確な数値基準が示されることになりました。床の滑りの標準基準として「滑り抵抗係数」(CSR)が採用になり。アーマポリウレアは全ての歩行環境の許容値を超える結果となりました。
- 品 名:HB40
- 評価基準:JIS A 1454 (高分子系張り床材の試験方法)
- 歩行環境許容値:
- 履物をはいて動作する床、路面・・C.S.R=0.4以上
- 素足で作動する床・・C.S.R=0.6以上
- 滑り抵抗係数(C.S.R): 滑り抵抗測定値/196
耐塩害性試験
塩化イオン遮蔽性
塩水や塩害に対して、ポリウレアが塩化物イオンを通しにくい材質であり、基材も守ることが証明されました。
- 蒸留水中の塩化物イオンの測定
- 品 名:RF-50
- 測定方法:JIS K 0101-32.5